解決のポイント
本件での争点は多岐にわたりましたが、大きなポイントは休業損害と後遺障害逸失利益でした。
休業損害については、基礎収入、休業率、休業期間がそれぞれ争いになりましたが、裁判例を挙げるなどして粘り強く交渉したことにより、いずれについてもほぼ当方の主張どおりの金額を認めさせることができました。
後遺障害逸失利益については、基礎収入、労働能力喪失期間がそれぞれ争いになりましたが、基礎収入に関しては当方の主張を通すことができました。また、労働能力喪失期間に関しては、Tさんのような頚椎捻挫・腰椎捻挫の後遺障害等級14級の場合、2~3年間が多くをしめ、最大でも5年間だとされている中で、Tさんに残っている後遺障害の具体的な内容を詳細に主張するなどして交渉した結果、最大の5年間の労働能力喪失期間を認めさせることができました。この点は非常に大きかったと思います。
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