B型肝炎の
予防・治療後の注意
B型肝炎ウイルス(HBV)陽性者やそのご家族の方に、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染の予防、治療後の日常生活の注意点などをご紹介いたします。
B型肝炎ウイルス(HBV)への感染と予防
B型肝炎ウイルス(HBV)は、血液や体液を介して他者へ感染します。空気感染や経口感染はしません。
感染リスクの高い行為について
①B型肝炎ウイルス(HBV)陽性者の血液が付着したカミソリや歯ブラシを使用した場合
②B型肝炎ウイルス(HBV)陽性者と性交渉があった場合
③適切な消毒をしていない器具を使い、ピアスの穴あけ、入れ墨、出血を伴う民間療法などを受けた場合
④B型肝炎ウイルス(HBV)陽性者からの輸血、臓器移植等を受けた場合
⑤B型肝炎ウイルス(HBV)陽性者が使った注射器・注射針を、適切な消毒などをしないでくり返して使用した場合
⑥他人と注射器を共用して覚せい剤、麻薬等を注射した場合
⑦B型肝炎ウイルス(HBV)に感染している母親から生まれた子に対して、適切な母子感染防止策を講じなかった場合
家庭内での感染を注意すること
①血液や分泌物の付着したものは、付着したものがむき出しにならないようビーニール袋等にしっかり包んで捨てる。身体に付着した場合は、十分に洗浄すること。
②負傷し外傷した場合や、皮膚炎、鼻血、月経血などは自分で手当てをする
③食物等を口移ししないこと
④トイレを使用した後は流水で手を洗う。
B型肝炎ワクチンについて
平成28年(2016年)10月1日からB型肝炎ワクチンが定期接種できます。
対象者
平成28年(2016年)4月1日以降に生まれた0歳児で1歳になる前に3回の接種を終える必要があります。
1回目の接種から3回目の接種を終えるまでには、おおよそ半年間かかります。
定期的な検診を
B型肝炎ウイルス(HBV)無症候性キャリアの方は自覚症状がほとんどないため、定期的に肝臓の検査を受け肝臓に異常がないかどうかを確認してください。
B型肝炎に関するご相談は
何度でも無料です
集団予防接種が原因で、B型肝炎に感染した方は国からの給付金が受け取れる可能性があります。
B型肝炎に精通した所員がお話を伺います。
※このページに掲載している写真、イラストはイメージです。